お金を引き寄せる以上の幸福感と安心感を得られる、心強い相棒となりそうな、長財布


お金が大好きな私にとって、お財布はかけがえのないものです。

毎日頻繁に使うものだから自分自身と一体化してくるものだし、お金を支払う時は、スマートに丁寧に、そして感謝の気持ちを込めて気持ちよく手放したい、といつも思っていました。

なのに現実は、レジの人や後ろに並んでいる人に気を取られてしまい、慌ててお金を落としたり、違うポイントカードを提示してしまったり、しまいには金額を間違えたりと、感謝どころかレジ前でひとり、脂汗をかく私でした。

こんな私なので、お財布というものには人一倍こだわりがあるのです。

ドンくさい私にも優雅に取り扱えるものを。

お札や小銭、クレジットカードやポイントカードの出し入れに戸惑わないもの。
レシートやメモは財布の外ポケットにスマートにしまえること。
かつ外見は、いい大人が持ってもふさわしい程度に小悪魔的で可愛らしいく、女心をくすぐるものであること。

そして何より
使っていてワクワク楽しくなれる、たくさんのお金たちを引き寄せてくれるお財布であること!
ここが一番の最重要ポイントでした。

こんなめんどくさい注文が私の中にはあったので、随分と長い間それを求めていたにもかかわらず、運命のお財布にめぐり合うことがありませんでした。

そろそろ妥協してみるか、と
諦めかけたそんな時に、一筋の光明が差してきたのです。

梶田鞄店ではお財布も作ってくれるということ。

これを逃したら、私は一生、自分の運命のお財布にめぐり合うことはないだろう

そう思いました。

そして思い立ったが吉日。
思い切って、その私の想いを、梶田鞄店オーナーに告白してみると
すんなり引き受けてくださいました。

ここから、私の運命のお財布作りが始まっていったのです。

まずは、お財布の形状選びから。

ということで、何パターンかの図案を描いてもらいました。

描いてもらった図案に幾つか追加してもらったり、削ってもらったりしながら、自分好みに調整していきます。

ここがオーダーメイドの醍醐味です。

既製品ではカード枚数、お札入れ、小銭入れなどいくつかのパターンが決まっていて、ほとんどがそれになぞって作られているので、なかなか自分の思い通りのものには出会えなかったりします。作り手の使い心地と使い手の使い心地が、既製品だとなかなか一致しないのです。

細かいところですが毎日頻繁に使うので、ここは一番外せない、こだわりの大きいところでした。
これだけでも満足だったのですが、全てを選べてしまうのがオーダーメイド。

色や素材デザインが、自分好みに作れるのですが、外見はざっくりとしたイメージしか持ち合わせていなかったので、色と自分の持っている大雑把なイメージをオーナーに伝えて、あとは丸投げ、いやお任せしてしまいました。

すると、ビックリ!
うまく伝わったのか、私の想いを上手に引き出してくれ
好みのデザインが返ってきたのです。

伝えた内容は
テーマは「小悪魔」。
色はピンクで。

色もこれだけだと寂しいというので、豹柄のファー素材の生地とピンクの間に、差し色のグレーを持ってきてくれるなど、まさに私の思い描いていた通りのものとピッタリなものが、もう手に届きそうなくらい近いところに現れました。

デザインと生地が決まれば、あとは縫うだけらしく、
長い間探し求めていた理想のお財布が、あっという間に形になっていきます。

出来上がりの写真が送られてきた時、自分の波動が一瞬上がったような気がしました。
まだ手にしてないうちから「運命の歯車が動き出している」そんな感じです。

数日後、手元にお財布の入った箱が届けられた時、早く開けたい、でも開けるのがもったいないようなくすぐったさが、カッターを握る手を躊躇させます。
そして開けた瞬間、梶田鞄店オーナーの想いが箱の中から溢れ出すかのような暖かさをじんわりと感じてしまいました。

これが、オーダーメイドの商品なのか、と。

商品というよりは、愛情いっぱい注がれて育てられた生き物のようでした。

それを私は梶田鞄店より引き継いだのだ、と思いました。

ものも言わない、動きもしない

でも、何かを感じるのはきっと、作り手の想いがここにたくさん詰まっているからなのだと思います。

心強い、相棒を得た瞬間でした。

小さな失敗で落ち込んだ時、幸せそうな友達を見て羨ましくなった時、大切なものを失った時

もしくは

大好きな人の笑顔を見られた時、誰かと楽しい時間を過ごせた時、誰かの思いやりに触れた時

どんな時もじっと私のそばについて、一緒に感動し、時には励ましてもくれるような、あたたかく頼もしい存在です。

「たかが財布」という見方をすればそれまでで。

今回、初めてオーダーメイドに挑戦し、何もかも自分で決めて作り上げられたものには、自分の想いも感慨深いものがあります。

その私の想いを汲んで作り上げてくれた作り手の愛情が、世界にたったひとつのお財布の中にたっぷりと詰め込まれていると思うのです。

いつも持ち歩くものに、こういった愛情のこもったものがあると、日常の安心感が違ってきます。

これを手にしてからというもの、お金を扱う度に、お財布を見る度に、幸福感が増してきます。

オーダーする時点では「お金を引き寄せるお財布を!」なんて言っていた自分が恥ずかしくなるくらい、お金を得る以上の安心感と幸福感を、得ることができました。

梶田鞄店さんには感謝の言葉しかありません。

こんな貴重な機会を、そして心強い相棒(お財布)を与えてくれて、ホントにありがとうございました。

内田由美子

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